利尻島。
尻を利用する、
尻が利点。
チャームポイントは尻です。
みたいな空気の漂う淫靡な島、利尻島。
沢のほうの尻の人は元気ですか、そういえば。
尻チャームポイント島に到着したときの
港を埋め尽くす人、人、人。
みんな尻をこちらに向けているか、
ケツ顎をアピールすべくタートルネックを着ているか、
イタリア人かのどれかです。
「おぉ、テレビカメラの力はすごい。
映画ロケでもなんでもないのに
皆、神様を見るような尻…いや目でこちらを見てる」…
と思ったら、
到着する船が折り返し稚内行きの便なので
待っているだけでした。
(利尻富士を撮るカメラマン
利尻富士は白い恋人のモチーフになってます。参考まで。)
島ではビュンビュン風が吹き、
酔っている体には少し心地よい。
フェリー乗り場を降りると、
すかさず朝日奈隊長 (ウルトラマンタロウ)みたいな
正義感あふれる(感じ)のおじさんが
近寄ってきて
「タクシー?タクシー?」と主語も動詞もない、
簡潔明朗会計な日本語で話しかけてきます。
これが海外であれば
「No」と断るところですが、一応ここは日本。
交通手段もないので交渉してみる。
すると隊長は見かけどおりに融通の利くおっさんで、
当初「時間貸し5500円」としていたものの、
「いいよ、4000円とかで」と
下げようともしていないのに
一人で値段を下げてしまいました。
そんなんじゃぁテンペラー星人に
けちょんけちょんにされるんじゃないかと思いつつも、
会社の経費削減で即決。
ぶんぶん乗り回して取材しましたとさ。
尻と名がつくだけあって
島民皆名産の昆布を腰に巻き、
尻をグイングイン振り回していました。
ま、やっているかどうかは別として、
皆いい人でした。
「ばんばん島撮っていってね~、
ついでに私も~」なんていう
気さくな尻マダムや、
イマイチ押しの弱い、土産もの屋の尻マダム。
後者の尻嬢は
やれ昆布だウニだと
お土産をナニにしようか騒ぐ取材クルーを見て、
日本のマスメディアの未来を
危ぶんだのではないかと思います。
楽しいひと時をありがとうございました。
取材のこと何も触れてないけど、
そんなことは尻ませんがな。